椛楽と奏葉へ -娘達に残す父からの手紙-

父がどのような想いで君たちを育てているか、ここに記します

自粛環境下だからこそ、家族で過ごす時間をもらえた

緊急事態宣言からもう3週間。自粛続きで、世の中かなり疲弊しているようにも見えます。ウチも、僕はテレワークになり、妻も仕事のシフトが減り、子どもたちは幼稚園も自粛となっています。

 

でも心身ともにふさぎ込むより、家族で過ごす時間をもらえたと考えて、いろいろと取り組んでいます。

 

・ドリル

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4歳の娘にも、3歳の娘にも、それぞれに合ったドリルを2冊程度買いました。

学研や公文式からいい教材がたくさん出ていますね。子どものやる気を引き出すようなコンテンツになっていて、こちらも非常に勉強になります。

 

・ピアノ

歌が大好きなうちの子どもたち、実際にキーボードを弾いてみる練習もしています。ドレミファソが少しずつできるようになって、うれしそうです。

 

・粘土

100均でカラフルな粘土が安く売ってます。子どもが自由にいろんな形を想像して作るのは、創造性を高めるのにとても良いです。これも子どもたちは夢中になっています。

 

・工作

牛乳パックやヤクルトなど、家で使った食品のゴミを貯めて、工作をしています。粘土同様、創造性を高めるのにとても良いです。これも子どもたちは大好きです。

 

・絵の具

絵の具でお絵かきも大好き。別のエントリーでも書きましたが、今日の思い出を絵にして、それに色をつける遊びもやっています。「今日は楽しかったね」と振り返ることで、より楽しい思い出を記憶に残せるといいなと思います。

 

・人のいない公園や海

我が家は海まで徒歩5分。朝の誰もいない時間に海辺まで行って、水をじゃぶじゃぶしながら干潟を走り回ったりしています。公園も、昼間はほかの子どもたちも来てしまうし、僕も仕事になるので、朝早くに行って遊ぶようにしています。

 

・体操

うちの子たちは体操大好き。

おかあさんといっしょのからだだんだん体操や、エビカニクス、さかなごはん体操など、いろんなダンスをやっています。

 

参考

からだ☆だんだん

https://www.youtube.com/watch?v=0LZC5W4dDGA

エビカニクス

https://www.youtube.com/watch?v=U9nmGLZUGR4

さかなごはん体操

https://www.youtube.com/watch?v=pjSDiXynKU4

 

もちろんこれらの活動は、全部僕も参加しています(というか、僕が率先してやることで子どもたちをリードしています)。子どもは飽きっぽいので、このようなメニューを何種類も用意しておいて、子どもの飽きに合わせてどんどん活動しています。

子どもたちに語り継ぎたいマンガ

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世の少年の例に漏れず、僕も少年漫画が大好きで、たくさん読んで育ちました。

 

そして、かつてはたくさんのコミックスを持っていました。おそらく500冊以上は持っていたでしょう。しかし電子書籍サービスが始まり、僕がモノを持たない主義に移行していく中、ほとんどのマンガは売却・処分しました(ほとんどデータで持っていますが)。

 

それでも電子化せず、手放せないマンガがいくつかあります。

それは、ナルト、スラムダンク、海街ダイアリーの3つです。

なぜ現物で持っておくのか。それは、これらのマンガを子どもにも読んでほしいからなんですよね。

 

ナルトは、連載初期は、そもそも分身が苦手だった落ちこぼれ忍者ナルトが、分身が得意になり、その分身の術を使って天才忍者ネジに試合で勝つ等、高い目標をもって努力するすばらしさを感動と共に自然に理解できる力作。そして連載中盤では、兄として弟を思い続けたイタチ、親としてナルトを思い続けた両親のエピソードに何度も泣かされました。努力と家族愛とふるさと愛をうまく表現できている素晴らしい作品。

 

スラムダンクは、バスケットを好きになる為の最良の本だと思います。僕がスラムダンクに出会ったのは中学時代。バスケを始めたきっかけの1つにもなりました。そして、実際にバスケを経験してからスラムダンクを再度読むと、実体験を踏まえてよりリアルに場面を感じることができ、例えば山王戦での湘北高校の奮闘ぶりは涙無しには読めないようになりました。スラムダンクはもう30周は読んだかな。

 

海街ダイアリーは、鎌倉の街を舞台、様々な人の生活・人生・人間模様を描いたもの。大好きな街で生きる幸せを実感できる良書です。僕も海辺が大好きで、片田舎が大好きですから、終始暖かい気持ちで読めた漫画でした。(海街ダイアリーは映画より漫画の方が絶対いい!)

 

きっと我が子も、自分の時代に描かれた漫画をたくさん読んで、いろいろなことを学ぶのでしょう。僕が残している漫画も読んでほしいとは思うけど、興味を持つかどうかは子どもたち次第。一応子どもたちの読む選択肢に入るようにはしておきたい。子どもたちも、いろんな素晴らしい漫画に出会ってほしいなと思います。

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時間の感覚を理解させるために

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当たり前ですが、子どもって時間の感覚が緩いですよね。

 

好きなときに遊びたいし、おなかがすいたら食べたいし、寝たいときに寝たい。それはごくごく当たり前のことです。時間を気にして計画的に行いたいのは大人の都合であって、子どもはそんなことを気にしていません。

 

そして、片付けが好きではありません。おもちゃを出して遊ぶのは大好きなのですが、片付けは面白くないようです。「早くお片付けをしたら、時間ができるから、お外でたくさん遊べるんだよ」と言っても、時間の概念が無ければ、理解するのは難しい。

 

どうしたら片付けができるかなあ、どうしたら時間の概念を理解できるかなあ。そんな折、僕はぬまっちの本を読んで、学びを得ました。小学校の担任である彼は、生徒にてきぱきと掃除をさせ10分で終わらせるために、3分ちょっとの曲を3曲連続で再生するようにしているとの事。曲を聞きながら掃除をする子どもたちは「1曲目のうちに机を移動させて…」と計画性を持って掃除を始め、「やばいもう3曲目だ、急ごう!」と、てきぱき急いで掃除をするそう。

 

これを我が家にも取り入れました。はじめは、子どもが大好きな「はらぺこあおむしの歌」を掛けながら片付けを一緒にするようにしました。この歌なら全部知ってるから、もうすぐ終わりそうかどうか、うちの子たちでもわかります。「あ、もうすぐあおむしがちょうちょになっちゃう!」と言って、歌いながら楽しく急いで片付けをするようになりました。

 

参考:はらぺこあおむしの歌

https://www.youtube.com/watch?v=xE68iePUw0o

 

しかし、、、やはり飽きるんです。3~4回やったら、もうあおむしでは率先して動きにくくなりました。

 

その後いくつか試しましたが、うちの子たちが最もハマり、長続きしている曲は「キューピー3分クッキング」です。

 

参考:キューピー3分クッキング

 https://www.youtube.com/watch?v=cy3eznufCKE

 

これもいつまで飽きずに実施できるかはわかりませんが、時間の概念を感じることができ、そして片付けも行わせるには、このやり方は今のところ効果的です。

 

手を変え品を変え、いつもいろんなことを試行錯誤しながらやっています。うまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。ただ、頭ごなしに強制してないことは、僕は自信を持ってもいいかなと思っています。「おとうさんが怖いからやる」では、子どもの学びにならないですからね。

子どもたちにスポーツを通じて学んでほしいこと

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僕は教育やマネジメントにおいて、動機付けをとにかく大事にしています。それはスポーツとの関わりにおいても同じです。

 

僕はバスケットボールのプレイヤーとして、コーチとして、いろいろ経験してきました。うちの子どもがバスケットをやってくれれば、お父さんとしては一緒に楽しめるし、深い部分まで教えられるからうれしいけれど、別にどのスポーツでも構わない。何か打ち込めるスポーツができればいいなと思っています。

 

うちの子に限らず、子どもたちにどのようにスポーツに関わってほしいか。バスケットで言うと。

 

まずは、「バスケットが楽しい」と思えること、これが大事です。バスケットが楽しいからこそ、もっとうまくなりたいと思える。自分から体育館へ行こうと思える。だからうまくなる。まずは「楽しい」と思えることに尽きるんです。

 

じゃあどうしたら楽しいと思えるか。変な言い方ですが、「とにかく楽しませること」です。基礎体力が大事だからと言って、ランニングばかりさせてもつまらない。子どもは嫌になります。例えば僕はこういうのをやります。「ボールを10回ぽんぽんぽんと付くよ。誰が一番早いかな?」と競争させ、「次は5+3回だよ」、「次は15-2回だよ」とちょっとした計算を混ぜてみる。そうすると子どもは食いつきます。わけもわからず、ドリブルが少しできるようになります。

 

そうしたら、次は「ボールをダムダムしながらあっちの線まで走るよー」ができる。当然そこには走る動作も加わる。自然と基礎体力も付いてくる。こういう流れです。

 

楽しくなると、どんどんうまくなりたいと思えるんです。そんな流れで、例えば一流選手のビデオを見せる。時にはコーチがカッコいい技術を見せる。すると子どもは「かっこいい~」となり、自分もできるようになりたい、と思います。

 

楽しいし、自分で動機をしっかりもっているから、自分から練習します。だからうまくなれます。親にやらされていたんじゃダメです。コーチが怒鳴り散らしてるのもダメです。バスケットが嫌いになります。コーチは、子どもがうまくなろうと努力するのをそっとサポートするだけでいいんです。

 

そうやって子どもが自発的に伸びようとしていけば、どんどん運動量も増えます。自然に体力も付きます。まずは基礎体力だといってマラソンばかりさせる指導は、僕は違うと思います。また、上達していることは子ども本人でもわかることもありますが、コーチがそれに気づかせてあげるのも大事です。上達の喜びを知ると、もっともっとうまくなりたいと思えるんです。

 

そして、スポーツには勝ち負けがあります。勝ち負けは試合だけでなく、練習でもあるし、友達とどっちがうまいかを競うことも多々あります。そんな勝ち負けのやりとりを通じて、勝つ喜び、負ける悔しさを学び、もっと勝てるように、次は負けないように、もっと練習するんです。

 

そうやって一生懸命打ち込んだその情熱、上達する喜び、勝つことの嬉しさ、負けることの悔しさ、チームワーク…いろんなことが経験できます。それが、かけがえのない思い出にもなり、自信にもつながります。もちろん身体も丈夫になります。

 

うちの子たちにも、スポーツの楽しさを学んでほしい。

基礎体力をつけていってほしい。

上達の喜びを感じてほしい。

勝つことの嬉しさ、負けることの悔しさを知ってほしい。

喜びや悔しさを分かち合えるチームメイトを得、チームワークを学んでほしい。

そして、スポーツの奥深さを知るようになると、きっとその分野の一流アスリートのメンタルからも学ぶことがあるはず。

そうしてスポーツと関わっていけば、そのスポーツは一生キミの大好きなスポーツになるよ。

 

お父さんがバスケットをずっと愛し続けているようにね。 

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身近な地図に興味を持てば世界に興味が持てる

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地図に塗り絵をする椛楽。視力を向上させるためにアイパッチをしています

僕は常々、子どもに地図を教えたいと思っていました。

 

まずは身近な地図。自分の家の周りには何があるだろう。自分の家のとなりにも家があるし、その先には道路がある。横断歩道を渡ったら公園だ。大好きな滑り台やブランコもある。

 

そんな地図を書くと、椛楽は面白がって地図に色塗りをしました。(趣旨わかってるかな?塗り絵になってしまってるかもしれませんが。)

 

そして、地図の通りになっているか、家の前を歩いてみました。ここに道路があるね。横断歩道があるね。ここには木もあったね。少し、地図に興味を持ったような感触を得ました。

 

自分の家の周りにあるものを地図で理解することができ、地図に興味を持てれば、次には自分の住んでる地区の地図に興味を持つかもしれません。家の周りが理解できるようになれば、次は稲毛海岸海浜幕張の地図にチャレンジしたい。

 

稲毛海岸海浜幕張の地図では、ここに椛楽の大好きなイオンモールがあるんだよ。ここがマリンピアだよ。ここが大きな滑り台のある公園だよ。こんなことを教えます。そうして現地へ出かけて行って、地理を実感する。

 

それができたら、次は千葉県の地図を理解してみよう。千葉県にもいろんなところがあるよ。いろいろ調べてみよう。そして実際に出かけてみよう。

 

そして、次に日本の地図を理解する。北海道や四国もあるのか。そこには何があるんだろう?いろいろ調べよう。そしていろんなところに旅行しよう。

 

そうやって広げていけば、世界の地図を理解できる。世界にはどんなところがあるんだろう。世界の風景や動物、人の写真を見せてあげよう。世界に興味を持てるかな?

 

なぜ世界がこうなっているのか?そう思えば歴史に興味も持てる。世界の人はどんな話をしているのか?それを知れば外国語にも興味を持てるかもしれない。

 

そんなふうに僕は思うので、地図を教えるというのは 、子どもの世界を広げるためにはとてもいい勉強だと思うのです。まだまだ地図に興味を示し始めたばかりですが、これからも子どもが興味を持てるように工夫していきたいと思います。 

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椛楽の個人面談

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椛楽の個人面談がありました。

 

妻に行ってもらったのですが、夕方で一番最後だというのもあり、10分の予定が25分も先生とお話ししたそう。

 

先生が言うには、椛楽はとても優しい子。園児が園庭でいろんなおもちゃで遊びまわった後、その片づけは先生がやるのですが、椛楽は片付けをする先生をよく見ていて、何度も手伝ったのだとか。

 

また、気が強い子が強い口調でいろいろ言ってきても、椛楽はじっと耐えている。誰かに叩かれてもやり返さない。先生が、叩いた子に相手の気持ちを教えるために「かぐちゃんも叩いていいんだよ」と進めても、椛楽はそっとタッチするだけで叩かないようです。

 

家でも、おかあさんが熱で寝込んでたら、椛楽は魔法をかけて熱を直そうとしていました。お父さんと公園に行って、帰りにスーパーに寄って椛楽の好きなお菓子を選んでるときに「おかあさんが風邪でかわいそうだからおみやげを買っていこうよ」と、お母さんのお菓子も買っていました。

 

欠点もあるけど、椛楽はとても優しい子です。 その優しさを大事にしていってほしい。そんな椛楽が大好きだよ。

 

もうちょっと大きくなったら教えるけど、自己主張すべきところはちゃんと主張したほうがいいんだ。でもね、人の気持ちを考えられる椛楽はとてもステキな子だと思うよ。

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結婚記念日

2月22日は結婚記念日。結婚記念日に、妻にロクシタンのハンドクリームと、チーズケーキを買っていきました。僕が妻に定期的にプレゼントするのは、結婚記念日、誕生日、そして年末の3回。年末は「一年間ありがとう」という意味でプレゼントします。

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ロクシタンのハンドクリーム


子どもたちも、最近「結婚」というのが気になってるようです。ディズニー映画が大好きな4歳の椛楽は「シンデレラと王子様が結婚する」、「アナとクリストフが結婚する」という画面をよく見ています(そういえばディズニー映画って結婚する話多いですよね)。2歳の奏葉はミッキーが大好きなので「ミッキーとミニーが結婚するんだよ」と教えてくれます。

 

「お父さんとお母さんも結婚したんだねえ」、「どうやって結婚したの?」そういうのが気になるようです。いろいろ教えてあげようと思いますし、我々が結婚した結婚式場にもいずれ連れて行こうかと思っています。

 

そしてきっと、もう少し先には「どうしてお父さんは、お母さんを選んだの?」というような質問になってくるでしょう。どういう人を選ぶのか、どういう人を好きになるのか、これから恋愛という大テーマに向かう彼女たちに、ある程度成熟した我々の価値観が理解できるようになるのはまだまだ先だと思いますが、きっと何か影響を与えるのだろうなあと思います。

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子どもを育て、子どもに生かされ

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僕は、仕事帰りにスポーツジムに寄り、筋トレを中心に運動しています。さすがに毎日は通えませんが、平均して週3日程度は通えています。

 

かつては、僕は大学までバスケットを週5日やっていました。社会人になってからはチームを作って週末だけ細々とプレイしつつ、小中学生の指導者もやったことがありますが、結婚と共にだんだん遠ざかっていきました。

 

そして40代になり、俊敏さやスタミナの衰えも感じ始めている今日この頃、カッコいいオヤジでありたい、そして子どもにスポーツを教えたい、一緒に楽しみたいという願望から、体を鍛えています。

 

こういう気持ちになれているのも子どものおかげなんですよねえ。仕事でしんどいことがあっても踏ん張ろうと思えるのも、子どもあってこそ。子どもを育てつつ、子どもに生かされている、まあそんなものなのかもしれませんね。 

 

世の中のお父さんは、そうやって頑張っているのですね。

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死を教えたい

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きらくん

うちには、犬が2匹います。きらとまりんと言います。

 

きらくんは15歳。12年半ほど前に保健所から連れてきた子なので正確な年齢はわかりません。うちに迎えた当時の様子から年齢を想像し、僕が誕生日を決めました。何かの雑種ですが、犬種もわかりません。

 

この子は僕の家に来るまで、野良生活が長かったのではないかと想像します。ご飯を上げるときも、自分にもご飯があるのに、まりん(もう1匹の犬)を襲ってご飯を奪ったりしていました。かなり飢えてたんですね。

うちにきてから動物病院に初めて連れて行ったときには、心臓にフィラリアの成虫がたくさんついているのが見つかりました。その後の闘病生活は大変だったね。

 

まりんちゃんは13歳。同じく12年半ほど前、子犬のときに出会いました。捨て子です。ビーグルと何かの雑種です。臆病な子で、僕にはいつもべったりくっついてくるのですが、他の人にはなかなか懐きません。(おかげで、番犬にはぴったりなのですが。) 

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きらくん

詳述は避けますが、きらくんが高齢によりもう長くありません。 僕としては、いかに苦しまずに天国へ送ってあげられるか、あとはそれだけです。

 

子どもたちは、まだ「死ぬ」ということは理解できないかもしれないですが、子どもたちも可愛がってくれたきらくんの死を、子どもなりに理解できるようにしていきたいと思います。

 

僕も心の準備をして、きらくんにとっての最善を尽くさなければ。つい2日前、通勤電車の中でペット葬儀を調べていたら、電車の中なのに涙があふれて止まりませんでした。通勤中に1人だけ泣いてるのは、周りの人にとっては異様な光景ですよね。

 

そういう父親の姿も、子どもたちにとってはいい気づきになるかと思います。身内が亡くなるというのは、愛していた人にとってはこんなに悲しいことなんだよ。包み隠さず、そんな僕の姿も見せていければと思います。

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僕の考え:動機付けについて

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子育てをするにあたり、「なかなか子どもにやる気が出てこないから、進歩しないんだよなあ」というような声を聞くことがあります。

 

僕の持論は、まず「やる気」ありきではありません。まず「やる気」がある方が不思議だと思っています。何か外的要因(きっかけ)があって、「やる気」が芽生えるのではないでしょうか。本人の「やる気」を問う前に、やる気が出るようなきっかけを与えられているかどうか、そちらの方が問題ではないでしょうか。

 

その思想がずーっと染みついているのには、自身の体験があります。僕は、中学までは毎日勉強する習慣もありませんでしたが、成績はいつも学年でTOP5には入っていました。しかし高校に行き、勉強のレベルも上がり、周りも同じようなの学力の学生ばかり。そんな中、同じような生活をしていても良い成績は取れませんでした。どんどん勉強がわからなくなり、何がわからないのかもわからなくなりました。いわゆる劣等生です。学年WORST5くらい。

 

こうなって初めて、疑問が生まれました。「なぜ、勉強しなければならないのだろう。」 古文や漢文、微分積分、二酸化マグネシウム坂上田村麻呂…。これを覚えることは将来何の役に立つのだろうか。劣等生になって初めて思ったことではありますが、これって本質だと思うんですよね。

 

先生との個人面談のときに、率直に聞いてみました。「なぜ勉強するのかわからない」と。そのときの先生の返答は、このようなものでした。「勉強ができない子はみんなそういうの。勉強ができるようになったらそんなこと思わないから、勉強しなさい。」

 

当然ながら、全く納得できませんでした(今考えると、こういう管理教育をずっとされていたんだなあと理解できますが)。全くやる気も湧かず、ずっと劣等生のまま高校生活は終わりを迎えます。

 

特に何をしようとも決めていなかったので、浪人することにしました。高校三年生終わりの春、予備校の春学期に通わせてもらっていた僕は、ある予備校の先生の言葉に心を打たれました。これから大学受験を迎える学生に向けたエールだったのですが「大学時代というのは自由だ。一番時間があるときだ。これはどういうことだろう?そう思ったら、それを一日中調べていたっていい。この受験に打ち勝って、是非有意義な大学生活を…」みたいな言葉でした。今でも鮮烈に覚えています。

「大学で、本当の教育とはなんだろうということを考えてみたい」僕はそう思いました。「勉強内容については納得いかないけれど、大学行くためにそれが必要なら仕方ない。大学行けるように勉強しよう」ここから受験勉強が始まりました。それなりに必死にやりました。その結果、偏差値38→70を超えるまでになり、大学生になれました。

 

この体験が、現在まで続く僕の教育哲学やマネジメント手法などに大きな影響を与えています。

 

吉田松陰は、2年半しか開催していなかった松下村塾にて、多くの英雄を輩出しました。教えた期間が短いので、教えられた内容も少なかったことでしょう。しかし彼の哲学を読んで、僕は感銘を受けました。

『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』によると「松陰は、いかに生きるかという志さえ立たせることができれば、人生そのものが学問に変わり、あとは生徒が勝手に学んでくれると信じていた」と。動機を磨き上げたことで、高杉晋作久坂玄瑞桂小五郎伊藤博文山県有朋らは自ら学び行動し飛躍していったと。

 

坪田信貴さんも、著書『才能の正体』の中で、「はじめからやる気なんて存在しない。あるのは動機付けだけ」というような表現をされていました。僕も大いに賛同します。 

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怒るということ

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妻(お母さん)は毎日子どもたちによく注意します。日常生活でたくさんの時間を接しているのだから、そりゃいろいろあります。

 

毎朝、注意散漫でなかなか子供たちのご飯が進まず、どんどん登園時間が迫ってきたら、そりゃ「早く食べなさい」というでしょう。こんなことが毎日数十回と行われています。

 

子どもたちも慣れています。お母さんはよく怒るけど、そんなに怖くないよ、と。

 

対称的に、僕(お父さん)は普段あまり怒りません。でも、お父さんが怒ったら子どもたちは顔色を変えます。子どもたちは、お父さんが怒ったら怖いと知っています。だから、子どもたちはお父さんに怒られないように、お父さんの前では少しいい子にしています。

 

これは僕と妻のある種の役割分担ですが、妻の方がキツイ立場だと思います。

 

お父さんが怒るときは、お母さんのいうことを聞かないとき、重大な過ちを子どもが犯したとき、この2つだけです。

 

たまに、お母さんが言っても聞かないことがあります。それをお父さんが見たとき、お父さんはちょっと強めの声で子どもたちを怒ります。

 

重大な過ちとは、うそをついたり、約束を破ったりすることを指していますが、このような場合は、お父さんは子どもを抱っこします。どうしてうそをついてはいけないのか、抱っこしながら話をします。

 

怒るというのは、愛情がないとできないことだなあと常々思います。イライラをぶつけるのとは、ワケが違います。 時には、親が間違うこともあります。もしかしたら、後から自分の間違いに気づくかもしれないけど、それでも自分が信じていることを精一杯子どもに伝えるべきだと思います。

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ひらがなに興味を

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ひらがな

椛楽に文字を教えようと、僕もいろいろ試行錯誤してきました。でもイマイチ、本人がのめり込むような方法が見つからずにいました。

 

そんなとき、妻がメルカリで、女の子が大好きなキャラクターで50音を覚える表を購入(送料込みで400円くらいだとか)。いろんな会社のキャラクターが混じっているので、個人が作成したものなのでしょう。

 

これに椛楽が食いつき、「これはアリエルの「あ」」と、自発的にやるようになりました。子どもなので、いつ飽きるかはわかりませんが、これはアリだなと思いました。字を少し覚えれば、絵本に何が書いてあるのか少しわかります。絵本が大好きなので、そこからもっともっと字を覚えたくなるのではと期待しています。

 

ちなみに、うちには4歳の椛楽と2歳の奏葉がいますが、あたえるおもちゃも、連れていく場所も、教材も、基本的に椛楽のレベルに合わせます。奏葉はいつもお姉ちゃんと同じことをしたがるので、椛楽のレベルを上げれば、奏葉も負けじと張り合ってくるのです。

 

だから、決して奏葉より椛楽を優先してるということはないんだよ。 このことを、きっと近い将来奏葉に説明するときが来るんだろうなあと予想しています。 

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節分

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節分1

今日は節分。季節行事を大事にする我が家、妻が夜ご飯を節分仕様にしてくれたようです。

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節分2

節分、楽しめたかな?

 

お父さんは帰りが遅くて、節分に参加できなくてごめんよ。キミたちの楽しんでる様子を見て、こっそり楽しんでるよ。いつも家の様子をLINEで送ってくれる妻にも感謝。

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プチ達成感

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はじめてのアスレチック

幕張の公園にて。椛楽がはじめて、アスレチック遊具にチャレンジしました。


はじめは、 どこに足をかければいいのか、どこを持てばいいのか、いろいろわからないこともありましたし、落ちたらどうしよう、そういう不安もありました。

 

僕が椛楽の横に付いて「落ちないように支えてるからね」と声かけをしました。それで安心したんですね。また「次はここに足をかければいいよ」と誘導したことにより、その遊具の端から端まで到達することができました。

 

とてもうれしかったようで、何回もその遊具をやりました。安全のため、一応僕も椛楽を見ていましたが、2~3回やったあとは、もう僕の補助無しでも自分でできるようになっていました。

 

本人には、とても自信になったようです。こういう達成感って大事にしていきたいですね。小さいことでも、こういうことの積み重ねで子どもは自信をつけていき、どんどんできることが増えていくのではないかと思っています。

 

帰ったら、今日の思い出ということで、アスレチック遊具の絵を書きました。 

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より思い出として定着させるために

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思い出を絵に

うちでは、遊んだら遊んだ当日や翌日に、絵を書きます。

 

子どもはまだうまく絵が描けないので、稚拙ながら僕が絵を書いて、それに子どもたちが塗り絵をします。 クレヨンの日もあれば、絵の具の日もあります。 そして色塗りをした後に「今日の思い出を教えて」というと、発表してくれます。

  

こういうことやると、より思い出として定着すると思うんですよね。

 

エビングハウス忘却曲線というものがあります。僕も現在、アメリ公認会計士の勉強中ですが、より効率の良い学習をするために、この理論を取り入れています。

 

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エビングハウス忘却曲線

(このサイトから図をお借りしました。http://www.easyrote.jp/mnemonics.html

 

まあ要するに、人は一旦記憶しても、すぐにどんどん忘れていってしまうので、それを防止するには、できるだけ早く思い出す、復習をすることで、記憶に残しておくことができる(短期記憶から長期記憶へ定着させることができる)というものです。

 

うちの子たちの記憶の中に、楽しい思い出がたくさん残るといいな。それってきっとキミたちの財産になるから。 

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