椛楽と奏葉へ -娘達に残す父からの手紙-

父がどのような想いで君たちを育てているか、ここに記します

時間の感覚を理解させるために

f:id:kagu_kana:20200423185714p:plain

 

当たり前ですが、子どもって時間の感覚が緩いですよね。

 

好きなときに遊びたいし、おなかがすいたら食べたいし、寝たいときに寝たい。それはごくごく当たり前のことです。時間を気にして計画的に行いたいのは大人の都合であって、子どもはそんなことを気にしていません。

 

そして、片付けが好きではありません。おもちゃを出して遊ぶのは大好きなのですが、片付けは面白くないようです。「早くお片付けをしたら、時間ができるから、お外でたくさん遊べるんだよ」と言っても、時間の概念が無ければ、理解するのは難しい。

 

どうしたら片付けができるかなあ、どうしたら時間の概念を理解できるかなあ。そんな折、僕はぬまっちの本を読んで、学びを得ました。小学校の担任である彼は、生徒にてきぱきと掃除をさせ10分で終わらせるために、3分ちょっとの曲を3曲連続で再生するようにしているとの事。曲を聞きながら掃除をする子どもたちは「1曲目のうちに机を移動させて…」と計画性を持って掃除を始め、「やばいもう3曲目だ、急ごう!」と、てきぱき急いで掃除をするそう。

 

これを我が家にも取り入れました。はじめは、子どもが大好きな「はらぺこあおむしの歌」を掛けながら片付けを一緒にするようにしました。この歌なら全部知ってるから、もうすぐ終わりそうかどうか、うちの子たちでもわかります。「あ、もうすぐあおむしがちょうちょになっちゃう!」と言って、歌いながら楽しく急いで片付けをするようになりました。

 

参考:はらぺこあおむしの歌

https://www.youtube.com/watch?v=xE68iePUw0o

 

しかし、、、やはり飽きるんです。3~4回やったら、もうあおむしでは率先して動きにくくなりました。

 

その後いくつか試しましたが、うちの子たちが最もハマり、長続きしている曲は「キューピー3分クッキング」です。

 

参考:キューピー3分クッキング

 https://www.youtube.com/watch?v=cy3eznufCKE

 

これもいつまで飽きずに実施できるかはわかりませんが、時間の概念を感じることができ、そして片付けも行わせるには、このやり方は今のところ効果的です。

 

手を変え品を変え、いつもいろんなことを試行錯誤しながらやっています。うまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。ただ、頭ごなしに強制してないことは、僕は自信を持ってもいいかなと思っています。「おとうさんが怖いからやる」では、子どもの学びにならないですからね。