本当に愛している人には
僕は紳助大好きでした。話の展開の速さ、教訓のちりばめられた深い話、最高でしたね。そして似てる部分、共感できる部分が多かったのもあると思います。自分が普通に思ったことを言ってるだけなのに毒舌だと言われるとことか、なんかピュアなところとか。きっと彼は今の時代には合わないのだと感じますが、僕は今見返しても最高に面白い。
最近、昔やっていた松本紳助という番組の過去映像をYouTubeで見たのですが、彼の教育についての話に、とても感銘を受けたものがありました。
彼の娘がミスチルのCDが欲しいといったとき。こんなふうに言ったとのこと。「お前には買ってやらん、自分で金貯めて買え。他人の子やったらいくらでも買ってやる。その子も喜ぶし、喜んでもらえたらオレもうれしい。だから買ってやる。でもお前は違う。お前のことはもっともっと愛してるから、お前から達成感というご褒美を奪いたくない。だからこそ自分で金を貯めて買え。」
愛しているからこそ、厳しく当たるというのの良い具体例だなあと。自分が厳しくしているのは愛しているからだと。それをしっかり理解させた上で厳しく接するというのは本当に重要だと思います。
その番組で松本が言った言葉も、少しグサリと刺さりました。「今の親って、子どもに嫌われたくないというのがすごく見えるんですよね」どことなく思い当たる節もあるなあと、しみじみ思いました。